soul-stirring voice   心を掻き立てる響き

パティ・ペイジの時代

■ パティ・ペイジ（Patti Page）

■ パツィ・クライン（Patsy Cline）

■ キーリー・スミス（Keely Smith）

■ サラ・ボーン（Sarah Vaughan）

■ ダイナ・ワシントン（Dinah Wshington）

■ パティ・ペイジ（Patti Page）−２

■ ローズマリー・クルーニ(Rosemary Clooney)

■ ダイナ・ショア(Dinah Shore)

■ ベット・ミドラー(Bette Midler)

■ ビバリ・シルズ(Beverly Sills)

■ ソフィ・タッカー(Sophie Tucker)

■ タミー・ワイネット(Tammy Wynette)

■ アネット・ハンショー(Annette Hanshaw)

 生涯

 エバ・キャシディ（Eva Cassidy）はヒュー・キャシディとバーバラ・キャシディ（Hugh and Barbara Cassidy）の間の４人の子供の３番目でした。小さい頃から、彼女は絵画と音楽の才能を示しました。９歳のとき、父親は彼女にギターの弾き方を教え、彼女は家族のあつまりで弾き、歌い、し始めました。

ボーウィ・ハイスクール（Bowie High School）の生徒のとき、彼女は、ストーンヘンジ（Stonehenge）という名前のローカルバンドで歌い、かなりの賞賛を得ました。

18歳のとき、キャシディは、ワシントンDCのローカルバンドのイージー・ストリート（Easy Street）で、歌い、ギターを弾く、プロとしての活動を初めました。

1983年の夏、キャシディはメリランド州の「ワイルドワールド（Wild World）」で週に6日、歌を歌いとギターを弾いていました。

1980年代を通して、キャシディは、いくつもの他のバンドと仕事をし、その中には、ソウルとモータウン（Motown）系のバンド、「ハニービー（The Honeybee）」、テクノポップのバンド、「無名キャラクターーズ（Characters Without Names）」（後で「Method Actor（メソッド・アクター）」と改名）、がありました。

この時期、キャシディは、メリーランド（Maruland）州、アナポリス（Annapolis）で、種苗会社の育成員として、また、家具塗装工として働いていました。1986年に、彼女は、クリス・ビオンド（Chris Biondo）（ベーシストでレコーディング・エンジニア）と出会い、彼は彼女を励まし、いろいろな公演でのバックアップシンガーとしての仕事を見つけるのを助けました。1990年に、ビオンドとキャシディは、クリス・ビオンド（Chris Biondo）、レニー・ウィリアムズ（Lenny Williams）、キース・グライムズ（Keith Grimes）、それに、ライス・マクロード（Raice McLeod）からなる、いわゆる、「エバ・キャシディ・バンド（Eva Cassidy Band）」を短期的に雇用し、ワシントン州で数多く公演を始めました。

1992年に、ビオンドはキャシディのテープをチャック・ブラウン（Chuck Brown）に聞かせました。「ゴーゴーのゴッドファーザ（Godfather of Go-go）」として知られていますが、ブラウンは、また、ジャズとブルースのボーカリストです。このことが、キャシディの最初の販売用途のレコーディングとなる、チャック・ブラウンとのデュエットアルバム、「ジアザーサイド（The Other Side）」になりました。それは、「フィーバー（Fever）」、ビリー・ホリディ（Billie Holiday）の「ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド（God Bless the Child）」、それにキャシディの代表曲、「虹の彼方に（Over the Rainbow）」などの古典的名曲を取り上げたものでした。このアルバムは、ブラウンのゴーゴー・アルバムも出している、リエゾン・レコード（Liaison Records）で制作、販売されました。

1993年に、エバ・キャシディはワシントン地域の音楽業界から、２つの「ワミー賞（Wammies awards）」、「女性ボーカリスト ルート／トラディショナル R&B（Female Vocalist Roots/Traditional R&B）賞」、「ボーカリスト ジャズ／トラディショナル（Vocalist Jazz/Traditional）賞」、を受賞し、初めて表彰されました。次の年、彼女はその賞の授賞式での演奏者に選ばれました。

1996年の1月、キャシディは、アルバム、「ブルース通りのライブ（Live at Blues Alley）」をレコーディングし、それについて、ワシントンポスト（The Washington Post）紙は後で、「彼女は何でも歌えて、それだけが重要な音楽だというように聞かせることができた」とコメントしました。キャシディはそのアルバムでの歌唱には満足できていませんでした、というのは、レコーディングの夜、ひどい風邪を引いていたからです。彼女はスタジオでのアルバム制作を始め、それは、結局、死後、1997年に「エバ・バイ・ハート（Eva by Heart）」として発売されました。

1996年の「ブルース通りのライブ（Live at Blues Alley）」CDのプロモーションイベントで、キャシディはお尻に痛みを感じ、それを壁画の作成からくるこわばりだということにしていました。その痛みは続き、１、２週して、キャシディはメラノーマと診断されました。その診断が出る頃には、この癌は体中に広がっていました。キャシディの健康は急速に失われ、1996年9月の公演が最後になりました。

エバ・キャシディは1996年11月2日に亡くなり、33歳でした。彼女は、死後、ワシントン地域音楽の殿堂（Hall of Fame the Washington Area Music Association）に加えられました。

彼女の遺志により、キャシディの体は火葬されました。その灰はセント・メリー湖（St. Mary's Lake）の湖岸、メリランド州カリフォルニア（California）の自然保護区、に散骨されました。

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